「バッハに韓国公演の許可をもらいました」

「バッハに韓国公演の許可をもらいました」


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ユニバーサル・バレエを指導するため、訪韓した天才振付家、ナチョ・ドゥアト

世界的な振付家の隊列に上がる秘訣は何だろうか。マルティプリシティのナチョ・ドゥアトは良い振付家になる秘訣として「振りを全て作り込んでから音楽を着せるのでなく、音楽から受けたインスピレーションに基づいて踊りの雰囲気を決める」と耳打ちした。 ユニバーサル・バレエ団提供

 

「作品を創る時、私の汚い手で偉大な音楽家であるバッハの曲に触れるのはとても恐ろしかった。」

 

身体で音楽を演奏するという賛辞を受けてきたスペイン出身の天才振付家ナチョ・ドゥアト(55)の言葉である。 21日午後ソウル、広津区(クァンジング)ユニバーサル・バレエ(UBC)練習室で出会った彼は、懇談会の中でバッハに対する尊敬心を幾度も表わした。 昨年まではバッハの音楽を舞踊で表現した代表作「マルティプリシティ」の舞台の始まりと終わりには舞台に上がって直接踊ったというのが彼の説明だ。

 

「オープニングでは「バッハ、私があなたの音楽を使ってもかまわないでしょうか」という意味、最後の場面では「バッハあなたの偉大な音楽を使うように許可してくれてありがとうございます」という意味ですね。」

 

惜しくも彼は今回の韓国公演では舞台に上がらない。 この作品は2002年に彼が率いたスペイン国立ダンスカンパニーが来韓して国内初演された。

 

今年はUBC創立30周年記念公演として韓国国内のダンサーたちが25日ソウル江南区(カンナムグ)、ノンヒョン路LGアートセンターにて上演する。 バッハ役の男性主演ダンサーはバロック時代の正装に灰色のかつらまできちんと身に着ける。 バッハの指揮によりダンサーたちは楽器、音符に変身して舞台上でバッハの音楽世界および人生を描き出す。 彼はこの作品で「現代バレエの天才振付家」という修飾語とともに2000年舞踊界のアカデミー賞と呼ばれる「ブノワ賞」最高振付賞を受賞した。

 

彼は懇談会に先立ち公開されたリハーサルでダンサーたちを熱情的に指導した。 バッハ役のバレリーノがバレリーナの身体をチェロに見立て弓を弾いて演奏する場面だった。 ナチョは「現代バレエでは古典バレエとは違い、手足腕より身体を先に使わなければならない」と繰り返し注文した。

 

自身が振付した作品に対して厳しいことで有名な彼は「UBCから創立30周年記念作として、この作品をやりたいと要請がきた時すぐには返事をしなかった。 この作品は世界的にスペイン国立ダンスカンパニー、ドイツとノルウェーの国立バレエ団、ロシア ミハイロフスキー・バレエでのみ公演する程バッハの音楽に対する表現力が重要な作品のため」と話した。

 

彼は「昨年10月にUBCの技量を見て、ダンサーの身体の動きと集中力が良いと判断し、今回UBCでの公演を許可した」と語った。

 

 

【dongA.com】

http://news.donga.com/3/all/20140422/62945210/1