バレエ「春香」を創る同い年・・・ジュリア・ムーン団長 - ブライアン・ユ監督

バレエ「春香」を創る同い年・・・ジュリア・ムーン団長 – ブライアン・ユ監督


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ユニバーサル・バレエ、ジュリア・ムーン団長(51)は、不安な夏の休暇を過ごした。ブライアン・ユ芸術監督(51)が チャイコフスキーの音楽を創作バレエ「春香(Chunhyang)」(27〜28日世宗文化会館)に使うと宣言したからである。果して西洋音楽が韓国の古典と合うのだろうか。

 

去る7月末、業務に復帰するや否や、ジュリア団長は全体会議を招集した。ユ監督はチャイコフスキーのマンフレッド交響曲、テンペスト、交響曲第1番、管弦楽組曲1番に合わせて自身が踊ってみせた。叙情的な音楽と春香の哀切な愛が絶妙に合い、会議の出席者は起立拍手を送った。 2007年に初演した時の音楽は捨てた。

 

ジュリア団長は「冒険だ。バレエの70〜80%は音楽に左右されるので、果たして合うのか心配だった。しかし、ユ監督が新しい発想でチャイコフスキーの音楽を掘り出した」と述べた。

 

ユ監督は、2カ月以上チャイコフスキーの作品を探し回り「春香」にふさわしい曲を見つけ出した。大衆の頭の中に特定のイメージとして印象づけられている有名な作品は、踊りの妨げになるので避けた。憂鬱で悲痛なチャイコフスキーの旋律は、愛ゆえに拷問される春香の不幸と重なり合った。

 

ユ監督は、「ロシア音楽は韓国の情緒と通じる。叶わぬ恋を忘れるためアルプスの山中をさまよったマンフレッドの悲劇を描いた交響曲が『春香』の情緒とよく合っていた。やはりチャイコフスキーは偉大だ」と説明した。

 

「春香」は、今年創立30周年を迎えたユニバーサル・バレエが、世界の舞台を見据えて創った自信作である。 28年間外国人を魅了してきた創作バレエ「沈清」に続く、韓国の美を伝播する作品だ。しかし、なぜ多くの古典の中から春香を選んだのだろうか。

 

ユ監督は、「沈清より春香の方がバレエに適したストーリーだ。『ジゼル』や『白鳥の湖』など、古典バレエのテーマはいつも愛だった。むしろ沈清の「孝」精神をバレエに創りだすことが難しかった」と答えた。

 

ジュリア団長は「30周年を迎えたバレエ団がしなければならない事が、まさに完成度の高いオリジナル作品を創ることです。これまで多くの方々のアドバイスを受け、アップグレードされた春香を出すつもりだ」と約束した。

 

すでに外国の反応が良い。中東オマーン・ロイヤル・オペラハウスが、来年4月の公演を提案した。台湾のエージェントは、映像に魅了され、妻まで起こして見たと言う。これに満足せず作品を大幅に変更する。 2007年、2009年の公演とは全く別の姿で観客と会う。音楽だけでなく、振付や衣装、舞台セットも変える。ユ監督が振付を90%変更し、実力派舞台デザイナーであるイム・イルジン氏が舞台セットを創る。俳優チョン・ジヒョンの義母であり、韓服デザイナーであるイ・ヨンヒ氏の息女イ・ジョンウ氏が衣装を担当する。

 

ジュリア団長は「創作作品は続けて補完していく必要があるので難しい。沈清は28年間修正した。制作方向を1度変えても大きな差が生じます」と話した。

 

ユ監督は新しい「春香」のために牢獄シーンを追加した。夢龍(Mong ryong)がブランコに乗る春香に見惚れる端午のシーンにも、格別な思い入れで手を入れた。

 

ジュリア団長は「夢龍が一筆書きする科挙試験と男性群舞がダイナミックだ。夢龍と春香が再会する最後のパ・ド・ドゥ(2人舞)は胸がきゅんとする」と語った。

 

スカートが長く幾重にも着重ねる韓服は、ボディーラインを生かすバレエの美学と逆行する。果たしてどのような衣装が出てくるか。ジュリア団長は「イ・ジョンウ先生のアイデアを存分に反映できるよう考える余地を差し上げた。韓国的な美しさを生かした、踊るファッションショーになりそうだ」と話した。

 

【毎日経済】

http://news.mk.co.kr/newsRead.php?year=2014&no=1195691