クリスマスが近づくと必ず上演されるバレエ…「くるみ割り人形」2013年は4色舞台

クリスマスが近づくと必ず上演されるバレエ…「くるみ割り人形」2013年は4色舞台

131209_35_2

幻想的な舞台と踊りを見せる韓国国立バレエ団の「くるみ割り人形」(上)と、韓国伝統舞踊と衣装が登場するソウルバレエシアターの「くるみ割り人形」(下)

 

くるみ割り人形のないクリスマスはない。 毎年クリスマスが近づけば間違いなく上演されるバレエ舞台「くるみ割り人形」が今年も観客を訪ねてくる。 ドイツ作家ホフマンのファンタジー童話「くるみ割り人形とネズミの王様」を原作としてロシア作曲家チャイコフスキーの「雪のワルツ」等ロマンティックな音楽が流れる「くるみ割り人形」は12月に見てこそ味わい深い。

 

今年は4つのバレエ団が4色の舞台を贈る。 韓国国立バレエ団は18日から25日まで合計10回(平日午後7時30分、週末午後3時・7時、25日午後1時)ソウル芸術の殿堂オペラ劇場舞台にて公演する。 ロシア ボリショイバレエ団を33年間率いたユーリ・グリゴローヴィチの振付で、雄壮でスペクタクルな構成と幻想的ながらも高難易度の踊りをプレゼントする。

 

12年間韓国国立バレエ団を任され今年末に引退するチェ・テジ団長の告別舞台という点で関心を集めている。 主役ではキム・ジヨン、イ・ヨンチョル、イ・ウンウォン、イ・ドンフン、キム・リヒ、ホ・ソミョンなどのカップルが呼吸を合わせる。 韓国国立バレエ団が2000年に初舞台を上演して以来13年間全席売り切れを記録したステディーセラー作品でもある。 今年もファンたちの声援に力づけられて興行を継続するのか関心が集まる。(02-580-1300)

 

ソウルバレエシアターの「くるみ割り人形」は孤児院を背景にしたモダンバレエと古典を再解釈したクラシックバレエの二種類のバージョンがある。 常任振付家ジェームズ・ジョンが振りつけしたクラシックバレエはサンモ回し、チャングの舞、小鼓舞など韓国伝統舞踊が登場しダンサーがドレスでない朝鮮時代の王妃の華やかな服を着るなど異色な演出と衣装が目を引く。

 

13日午後7時30分京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)文化スポーツセンター、20日午後8時・21日午後5時 九里(クリ)アートセンター、24日午後7時30分・25日午後5時全南(チョンナム)、麗水(ヨス)GSイェウルマル、29日午後3時・30日午後8時龍仁(ヨンイン) ポウンアートホール大劇場で舞台を上げる。 ややもすると退屈になりえる部分はおもしろく順序を変えて、舞台装置を華やかな色彩で整え、劇の合間に劇的な要素を入れて面白みを増やした。(02-3442-2637)

 

国内1世代バレリーノ イ・ウォングク団長が率いるイ・ウォングクバレエ団は14日ソウル、西大門(ソデムン)文化会館、21日釜山、衿井(クムジョン)文化会館、23~25日ソウル、蘆原(ノウォン)文化芸術会館、29日九老(クロ)文化会館で「くるみ割り人形」を公演する。 14才の少女バレリーナ ユン・ソフ(芸苑学校2年)さんが国内バレエ史上最年少の主役として全幕舞台にデビューし、話題を集める。 イ・ウォングク団長も共に舞台に登場する。(02-951-3355)

 

「くるみ割り人形」を28年目の舞台として上演するユニバーサル・バレエは、20日から31日までソウル、 ユニバーサルアートセンターで公演をする。 バレエ団の看板スターファン・ヘミン、オム・ジェヨンをはじめとして、今回の舞台を通じて主役デビューする新人ダンサーまで総勢7ペアが登場する。 2幕7場で構成された舞台を、ロシア出身オレグ・ヴィノグラードフ芸術監督の演出で披露する。(070-7124-1797)

 

 

【国民日報】

http://news.kukinews.com/article/view.asp?page=1&gCode=kmi&arcid=0007831415&cp=nv