ユニバーサル・バレエ、韓国バレエ界のスター夫婦 ファン・ヘミン、オム・ジェヨンの告別舞台「オネーギン」公演

ユニバーサル・バレエ、韓国バレエ界のスター夫婦 ファン・ヘミン、オム・ジェヨンの告別舞台「オネーギン」公演

 

ユニバーサル・バレエ(団長ジュリア・ムーン、芸術監督ユ・ビョンホン)が芸術の殿堂オペラ劇場で11月24日から26日の期間、2回のみの公演ドラマバレエ「オネーギン(Onegin)」がプリンシパルダンサーのファン・ヘミンとオム・ジェヨンの最後の別れの舞台になると明らかにした。

 

写真(オム・ジェヨンとファン・ヘミンの2ショットphoto by Kyoungjin Kim)

 

韓国バレエ界を代表するファン・ヘミンとオム・ジェヨンは韓国バレエ史と共に発展してきダンサーである。それぞれ2000年と2002年にユニバーサル・バレエに入団した二人は、15年間主演パートナーとして息の合った素晴らしい舞台を披露し、多くの作品で国内外の観客から愛されてきた。二人はテクニックや演技力、すべての面で世界に通じ、海外公演の常連招待ダンサーでもある。学生時代、お互いが初恋でもある彼らはプロの舞台で再会し、同僚、そして夫婦となり、「最初の現役プリンシパルダンサー夫婦」として当時世間の注目を浴びた。

「オネーギン」は、二人が最も愛する作品であり、振り付けをしたドラマバレエの巨匠ジョン・クランコ(John Cranko、1927-1973)の天才性が際立つ舞台だ。ロシアのリアリズム文学を確立させたプーシキン(Alexander Pushkin、1799-1837)の小説「エフゲニー・オネーギン」をもとに作られたバレエ「オネーギン」は、ジョン・クランコの振り付けとチャイコフスキーの既存の音楽を再編集した作曲家クルト=ハインツ・シュトルツェ(Kurt-Heinz Stolze、1926-1970)によって誕生した。1965年にドイツのシュトゥットガルト国立劇場で初演されて以来、半世紀超えた現在でもクランコの独創性と天才性を代弁する傑作として全世界20以上のバレエ団のレパートリーとして愛されている。

 

ファン・ヘミンとオム・ジェヨンは、「今まで支えてくださった観客の皆様の愛と声援に深く感謝する。」「たくさんの方から与えられた愛に報いることができるように、最後のステージに全力を尽くす。」と、最後の挨拶を伝えた。

 

ジュリア・ムーン団長は「二人はバレエ団にとっても、私個人にとっても大切な宝物のような存在。二人のスターが一度に去ることは寂しさが2倍にもなって押し寄せてくるが、彼らが多くの公演で見せてくれた感動はバレエファンには永遠に記憶されるだろう。」と言って名残惜しさを表わした。

 

公演の詳細等は、ユニバーサル・バレエのホームページで確認することができる。

/ファン・ウネ記者

 

【読書新聞】

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