位相の高まった韓国バレエ界、外国人ダンサーの足並み続く
<アナウンサー>
バレエ(ballet)はヨーロッパで創られ発達してきた西洋の舞踊です。
ところが最近、(韓国)国内のバレエ界の水準が高くなるにつれ、多くの外国人ダンサー達が韓国に訪れています。
イ・ヨンソプ記者が取材しました。
<レポート>
新学期を迎えた、国内のあるバレエ学校の授業時間。(韓国芸術総合学校舞踊院)
バレエの動作を練習する学生達の間で、一人の外国人学生が目を引きます。
イタリアから来た今年19歳のイラリアさん。
休暇の度に自費を出して韓国を訪ねるようになってから、すでに3年目です。
<インタビュー> イラリア・マルトゥーチ(イタリアのバレリーナ) : “ローマで行われたバレエ・コンクールで、韓国バレリーナ達のレベルの高さを見てびっくりしました。(それで学びに来たんです。)”
チェロになったバレリーナと、弓を持って演奏するバッハ役のバレリーノ。
バッハの音楽世界を表現した、現代バレエ作品の練習の真っ最中にいるバレリーノは、3年前に香港から来ました。
香港バレエ団ではプリンシパル・ダンサーでしたが、この舞台に立つまでにはオーディションを受けるなど、熾烈な競争を突破しなければなりませんでした。
<インタビュー> ホワン・ジェン(ユニバーサル・バレエ) : “(このバレエ団は) クラシック・バレエに強く、多国籍のダンサーが多いので、多様な公演が可能なのが良いです。”
<インタビュー> キム・ソンヒ(韓国芸術総合学校 舞踊院長) : “機敏さ、その次には表現の多様性、こういったものが//すっきりと美しいラインで全てのものを構成し、感動的に見せるため、そこが韓国バレエの強みと言われています。”
国際コンクールでの優秀な成績と、たゆまず行ってきた海外公演などで韓国バレエの位相が高まる中、韓国を訪ねる外国人ダンサー達の足並みはずっと続くとみられます。
KBSニュース、イ・ヨンソプです。
【KBS News】
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