『白鳥の湖』名作には理由があった

『白鳥の湖』名作には理由があった


日本とアフリカ公演を終えたユニバーサル・バレエ<白鳥の湖>が再び国内の観客の前に立った。 ユニバーサル・バレエの代表レパートリーらしく完成度の高い公演が感嘆の声を出すのに充分だった。

 

去る9日(土)午後、ソウル 芸術の殿堂 オペラ劇場に現れた<白鳥の湖>キャストはイ・ヨンジョン-イ・ドンタク カップル。優れたテクニックを持つバレリーナ イ・ヨンジョンと、カリスマあふれる人相に立派な身体条件を備えたバレリーナ イ・ドンタクが出会って幻想のハーモニーを成し遂げた。 特に白鳥「オデット」と黒鳥「オディール」役を同時に消化したイ・ヨンジョンは多彩な色を持つダンサーとして技量を誇った。

 

公演開始前約5分間で行われたジュリア・ムーン ユニバーサル・バレエ団長の解説も作品鑑賞に助けを与えた。 ジュリア・ムーン団長はロシアで始まった作品の歴史と他の作品との違いや鑑賞ポイントを一つ一つ解説した。 バレリーナ出身らしく直接バレエの動作を試演して理解しやすく説明した。 週末の昼公演、多かった子供の観客は目を輝かせて彼女の説明に耳を傾けた。

 

幕が上がるとすぐに金で装飾された派手な舞台が姿を表わした。 城のテラスでジークフリート王子の成人式祝宴が行われた。 美しい少女が一人ずつ舞台に出てきてソロを踊って王子の気を引いてみようとするが、お気に入りの人がいない模様。 祝宴を終えて狩猟を離れた王子は月夜の下で白鳥の姿を発見する。 悪魔ロットバルトの魔法にかかった白鳥中の1人である「オデット」であった。

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ジークフリート王子は白鳥が誰かの献身的な愛を受ければ魔法から抜け出すことができるという話を聞いて、永遠の愛を誓う。 愛を約束した2人は美しい愛の踊りを継続して、24人の白鳥は群舞を広げた。 バレリーナの細い脚線美を強調するために横に広がるようにさせたクラシック チュチュが舞台の上を飾った。 オーケストラピットにあったハープの音が鳴り広がって青い照明の下、白鳥がドミノのように一つ二つからだを倒した。 名場面だった。

 

休憩後2幕ではダンサー個人の技量がより一層光った。 特にジークフリート王子を誘惑するために登場した黒鳥「オディール」は観客の心を捕らえるのに充分だった。 イ・ヨンジョンは真っ赤な王冠、スカートの端が赤く染まった黒い衣装を着て現れた。 変わったのは衣装だけでなかった。 湖畔で純白の美しさを誇ったイ・ヨンジョンはなごやで鋭い視線を誇って魅力を発散した。 連続32回転動作まで安定的に消化するとすぐに客席では拍手が沸き起こった。

 

「オデット」ととても似ていた「オディール」に心を奪われたジークフリート王子は、結局白鳥との約束を破って白いバラをプレゼントして愛を告白した。 その瞬間白いバラが黒いバラに変わって底に散らばり「オディール」が悪魔ロットバルトの娘という事実が明らかになった。 騙されたという事実を知ることになった王子は嗚咽して再び湖畔へ向かい「オデット」を救おうとするが、ロットバルトと戦い死を迎える。 壮厳で悲劇的なチャイコフスキーの音楽が客席いっぱい鳴り響いた。

 

今回の公演から外せない名演は最後の湖畔の場面での黒鳥の群舞であった。 原作にはない場面で12人の白鳥と12人の黒鳥に分かれてそれぞれ違う群舞を広げた。 黒と白の鮮明な対比はオデット/ジークフリート王子で代表される「善」と、オディール/ロットバルトで代表される「悪」という作品の主題意識をより一層明らかに表わした。 来る12日(火)まで芸術の殿堂オペラ劇場で。

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<UP NEWS>

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