清楚、純粋、切ない仕草..完璧な「50代のジュリエット」


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「ロミオとジュリエット」第2幕 パ・ド・ドゥを踊るアレッサンドラ・フェリ(右)と、エルマン・コルネホ。ユニバーサル・バレエ提供。

 

53歳 目の前では10代のまだ幼いジュリエットが踊っていた。

ソウル芸術の殿堂 オペラ劇場で、ユニバーサル・バレエ(UBC)の「ロミオとジュリエット」公演に世界最高のジュリエットとして名高いアレッサンドラ・フェリがジュリエットとして舞った。

連続動作の後の苦しい呼吸、素肌が露出されている背中に歳月の流れがみえた。

歳を感じさせる瞬間はそれが全てだった。彼女は舞台の上でだけは10代のジュリエットそのものだった。

指先と足先が言葉を語る「恋に落ちました。」

眉が外側にほんの少し引き上げられる「お受けすることはできません。」

吐き出した息を止める「仕方がないのね。」

体が震え、じっと立ち尽くす「彼の元に飛んでいきたい。」

このように彼女は身体を100%使い深い感情を表現した。

クライマックスでは観客は息を殺した。薬を飲み死んだような仮死状態になったジュリエット。一足遅かったロミオが彼女を抱き最後の舞を踊る。フェリは全身の力を抜き、ロミオ(コルネホ)に身体を委ねる。舞台では重力が消えた。空間は彼に全てのことを許した。

緞帳が下り、改めて気づかされた。「ジュリエット=フェリ」なのだと。

スタンディングオーベーションは勿論のこと、「ブラボー」の歓声は耳が痛くなるほどだった。

今回の公演でフェリのパートナーとしてロミオを演じたアメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパル エルマン・コルネホはフェリと完璧な呼吸を披露した。UBCの団員もジュリエットに魅了されたような渾身の力の入った姿が印象的だった。10月23日と29日の2回、フェリは舞台に立った。ジュリエットをいつまでも引き止めておきたい気持ちである。

キム・ドンオク記者

【東亜日報】

http://v.media.daum.net/v/20161026030539746?f=m