ユニバーサル・バレエの「マルティプリシティ」~踊りと音楽で観るバッハの生涯~

ユニバーサル・バレエの「マルティプリシティ」~踊りと音楽で観るバッハの生涯~

ユニバーサル・バレエによるナチョ・ドゥアトの「マルティプリシティ」

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昨年4月にユニバーサル・バレエが披露したナチョ・ドゥアト(Nacho Duato)の現代バレエ「マルティプリシティ」が、観客からのアンコールにより、来る2015年3月19日(木)から22日(日)まで韓国のLGアートセンターで公演される。

ベルリン国立バレエ団(Staatsballett Berlin)に芸術監督として在職している天才振付家ナチョ・ドゥアトは、イリ・キリアン(Jiri Kylian)、ハンス・ファン・マーネン(Hans van Manen)らと共にヨーロッパの舞踊界を牽引している。彼の作品は、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)、シュトゥットガルト・バレエ(Stuttgart Ballet)、ドイツ・オペラ・バレエ、カナダ・ナショナル・バレエなど、世界の著名バレエ団の主要なレパートリーとして公演されている。

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ナチョ・ドゥアトの「マルティプリシティ(バッハへのオマージュ~マルティプリシティ・静けさと虚ろさのかたち~)」は、バッハの逝去250周年を記念し、バッハが10年間留まり芸術の花を咲かせたドイツのヴァイマール市と、スペイン国立ダンスカンパニーが1999年に共同制作した作品である。特に、音楽を天才的に活用することで「身体で演奏する」という評価を受けているナチョ・ドゥアトの卓越さが際立つ作品である。

第1部「マルティプリシティ」と第2部「静けさと虚ろさのかたち」で構成されており、第1部では厳粛で清々しい宗教音楽の中に表現される情熱と浪漫を、第2部では死を連想させる男性群舞でバッハの晩年の人間的欲望を表現している。 「踊りと音楽で観るバッハの生涯」というタイトルが物語るように、ナチョ・ドゥアトの振付で解釈されるバッハの音楽の美しさを存分に楽しむことができるだろう。

 

【 (n) 내일신문 뉴스】

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