
ユニバーサル・バレエ, オマーン王立劇場の舞台に
ユニバーサル・バレエの‘バレエ春香(The Love of Chunhyang)’(写真)が、オマーン王立劇場、ロイヤル・オペラハウス・マスカット (ROHM)の舞台にて上演される。
ユニバーサル・バレエは、オマーン政府の招聘により4月16∼17日の二日間、ROHMで二度目となる中東公演を行うと15日明らかにした。ユニバーサル・バレエは去る2011年に ROHM 開館当時に招聘され、‘バレエ沈清(Shim Chung)’を公演した。これは、韓国バレエ初の中東公演で、(既存の)クラシック・バレエでは味わうことのできない韓国的独創性と家族愛が盛り込まれたストーリーを通して、中東の観客に深い印象を残した。
‘バレエ春香’はユニバーサル・バレエの3作目の創作バレエで、2007年の世界初演後、音楽・振付・舞台・衣装などを完全に作り変え生まれ変わった。音楽は ‘マンフレッド交響曲’ ‘交響曲第1番’ ‘管弦楽組曲第1番’ など、あまり知られていないチャイコフスキーの曲を編曲し、韓国古典との折衷を試みた。また、衣装と舞台も現代的なセンスを加え、グローバルな ‘春香’を見せる。
ユニバーサル・バレエは今回のオマーン公演のために、‘バレエ春香’の一部を修正した。イイスラムの律法に合うように、ダンサー達の衣装をノースリーブから長袖チョゴリに変更し、愛を交わす濃艶な場面は半透明の幕で覆い、シルエットで処理した。また、飲酒を象徴する小道具もなくし、酔ったような演技も全面的に修正した。
ユニバーサル・バレエ ジュリア・ムーン団長は、「中東は魅力的な公演市場として関心を集めている。中東のオペラハウスが芸術的に高い水準を維持しており、上流層中心のクラシック潜在観客が多いため」 とし、「今回の公演を通じて中東の観客に、韓国バレエをもう一度紹介することができるようになり嬉しい」と語った。
[文化日報]
http://www.munhwa.com/news/view.html?no=2015041501032712053001