『バレリーナを愛するチョコレート』

 

瞬間エネルギーを出すバレリーナのために、砂糖に替えてブドウ糖入りチョコレートを開発 甘さはそのままだが太りにくく、香りも良い

ユン・ヨンダル(70) CROWNHaitai(クラウンヘテ)製菓会長は、 4年前あるグローバルCEO フォーラムで、ジュリア・ムーン(52) ユニバーサル・バレエ団長から「 バレリーナ達は公演の当日に、ご飯の代わりにチョコレートを食べて瞬間的な力を出す。という、興味じた「一般人が考えるより力を使う動作が多く、栄養素を補充しなければならないが、チョコレートほどのものはない。という説明だった。公演会場舞台後方にあるバックステージへってみるとバレリーナがチョコレートをきやすい場所に置いておき、舞台と楽屋を行き来しながら摘んで食べているのを見ることができる。軽く食べるのに良く、消化が早い上に香りも良いためだ。

だが、チョコレートは体重調節にいつも神経をとがらせているバレリーナ達が心置きなく食べるには怖い食べ物だ。その言葉を聞いて、ユン会長は即座にバレリーナ達も愉しんで食べることのできるチョコレートを開発しなければと決心した。

Ballerina Power Seed

▲4日午前、ユニバーサル・バレエ練習室で会った、バレリーナ  チェ・ジウォン、ファン・ヘミン、キム・チェリ(左から)がバレリーナ専用チョコレートを手に乗せて見せている。彼女たちは「運動量がとても多く、チョコレートを好んで食べる。」と話した。/ソン・ヒョンジュ記者

2012年に国内のバレリーナ達を対象に、好きなチョコレートの味と形がどんなものであるかを調査した。翌年にはベルギーへチョコレート開発研究員らを派遣した。ベルギーは、世界最高レベルのチョコレート職人達が活動するチョコレートの国。研究員らは、その中でも全世界1位のチョコレート製造メーカーとして認められている、バリーカレボー(Barry Callebaut;本拠地スイス)と技術提携をして、モールドデザインから製品製作まで力を集結させた。新しいチョコレートの開発にのみ、まる2年を要した。

ついに昨年10 9日、バレリーナ専用チョコレートバレリーナ・パワー・シード(Ballerina POWER SEED)が世にお目見えした。バレエの動作を加味した円錐の形で、一口にすっと入るサイズである。西アフリカ・アイボリーコーストで生産される最高級カカオ豆のみ厳選して使う。箱の表には白いチュチュを着てパッセ (passe·片方の脚を外に折り、立っている脚の膝前につける動作)をしているバレリーナの絵を入れた。

昨年末、ユン会長はユニバーサル・バレエが「くるみ割り人形」を公演する時、チョコレート200箱をバレエ団に協賛した。その時初めてバレリーナ チョコレートを試食したプリンシパルのファン・ヘミンは、「他のチョコレートは食べた後、口の中に甘さが残るが、このチョコレートはすぐに溶けて口の中がすっきりとして後味がないので気に入った。」と話した。

チャン・ユジョン CROWN-Haitai製菓 糖菓開発チーム長は、「少量でも強力なエネルギー源になることのできるよう設計するのに重点を置いた。」と話した。ふつうのチョコレートと違い砂糖の代わりにブドウ糖を添加したのもそのためだ。10個入った 1箱のカロリーは490kcalで、一般のチョコレートのカロリー、550kcalと大差はないが、脂肪が少なく太りにくいという。

[Chosun.com]

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/03/04/2015030404269.html